トレード手法

ディナポリのチャート分析法

この記事の所要時間: 538

今回は、海外でも定評のあるディナポリのテクニカル分析法をご紹介します。
人気のメルマガ等でもよく取り上げられているので、マスターしておけば相場に対する理解もより深まるでしょう。

2018/08/23 記事を更新しました

ディナポリとは?

ジョー・ディナポリはフィボナッチ級数の第一人者として世界的に有名なトレーダーです。独自にアレンジしたテクニカル指標を組み合わせたチャート分析法やフィボナッチを駆使したトレードテクニックを開発し、その手法は絶大な支持を集めています。

私は西原宏一のシンプルFXトレードでディナポリを知り、原書を購入して勉強しています。

人間が無意識のうちに38.2や61.2というマジックナンバーを利用している点に着目し、これを先行指標としてトレードに活用するのが特徴です。

ディナポリチャートの設定方法

以前はMT4のデフォルトテンプレートに『Dinapoli』というテンプレートがあったのですが、アップデートで消えてしまいました。それでも、プロセットされているインジケータのみで設定可能ですので、手動での方法を紹介します。

必要な手順

1.移動平均線を3本設定する
2.MACDを設定する
3.ストキャスティクスを設定する

移動平均線を設定する

必要な移動平均線は3本ですが、普通の移動平均ではなく、DMA(Delay Moving Average)というずらした移動平均線です。MT4なら簡単に設定できます。

MT4のナビゲーターの中から、Moving Averageのインジケータを探してチャートにドロップしましょう。設定画面の「期間」と「表示移動」の数値を変えるだけです。「期間」というのは、○本平均線と言うときの数値のこと。それを「表示移動」の数だけ右にずらしたのがDMAです。

下のように、短中長と3本を設定し、わかりやすく色分けしてください。

短期線……3*3DMA(期間:3 表示移動:3)
中期線……5*7DMA(期間:7 表示移動:5)
長期線……5*25DMA(期間:25 表示移動:5)

下のようになれば完成です。

MACDを設定する

次はおなじみMACDを設定しますが、短気を8、長期を17、シグナルを9に設定を変えます。

ストキャスティクスを設定する

ストキャスティクスも同様にデフォルトから設定を変えます。8,3,3です。

MADCとストキャスティクスは数値を変えることにより、普通よりシグナルが早くでるようになります。

完成形

以下が完成形です。私の場合は一目均衡表の雲とTDシーケンシャルというインジケータも一緒に表示させていますが、そこは好みでアレンジしましょう。

 ディナポリチャートの基本

DMAでトレンドをしっかり捕捉

DMAのメリットは、ちゃぶつきを無視してトレンドを包含できることです。

下の画像は、チャートの同じ箇所を切り取ったもので、左が3SMA,右が3*3DMAです。違いは一目瞭然。左のMAの場合は途中の踊り場の部分で判断に迷ってしまいますが、右のDMAだとしっかりとトレンドを捕らえることができています。

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つまり、「移動平均を割ったら手じまい」のようなルールでも、DMAだと長いトレンドにしっかり乗れるとういメリットがあります。

MACDとストキャスティクスでタイミングを図る

MACDとストキャスティクスは、どちらも2本の線のクロスがシグナルとなります。

独自の設定によって通常より早くシグナルが点灯しますが、この2つの指標を組み合わせてトレンドを判断します。どちらも2本の線がクロスするタイミングがトレンドの転換点となりますが、2つの指標が異なる方向を示していた時は、MACDを優先します。

MACDは腰の据わった大口トレーダー、ストキャスティクスは腰の引けた小心者トレーダーを意味しており、前者が買いで後者が売りを示している場合は絶好の押し目買いのタイミングとなり、小心者が狼狽して投げ売りしたポジションを大口が買い集めている様子がチャートに現れているそうです。

ディナポリのトレードテクニック

シングルペネトレーション

別名を「ブレッド・アンド・バター(天の恵み)」ともいい、比較的確率の高いトレード手法です。強い上昇(下落)があった後、そのトレンド方向へ押し目(戻り)を拾って確実にゲットします。

  1. <上昇の場合>少なくとも8から10本のスラスト(急騰)。
  2. 終値で3*3DMAを下回ったらフィボナッチの38.2%レベルでロングエントリー。
  3. ストップは61.8%レベル。ターゲットは下落した動きの61.8%レベル。

注意しなければならないのは、この場合は方向性は変わらないということ。スラストの方向へ順張りでトレードします。

ダブルレポ

  1. <上昇の場合>8~10本のスラスト(15以上が望ましい)。
  2. 終値が3*3DMAを下回った後、再び上回り、再度下回ったらショートエントリー。
  3. 2つの高値はかなり接近している。
  4. 2つの下方ブレイクの間隔は、8~10本を越えない。3~4が望ましい。
  5. 高値から下方ブレイク後の安値の間の61.8%を終値で上回ったらストップ(ダブルレポフェイラー)。

この場合はシングルペネトレーションと違い、方向性が変わります。ディナポリの言う方向性指標とは、トレンドを上回る概念です。トレンドが反転する強力なサインとなります。

なお、5のダブルレポフェイラーはさらに強力な方向性指標となりますので、この場合はドテンしてロングエントリーすべき場面です。

ディナポリを学ぼう

このページには触りの部分だけ紹介しましたが、ほんの氷山の一角に過ぎません。かなり奥が深く、個人レベルのトレードにも役に立つことが多いので、是非勉強してみることをオススメします。

書籍

ディナポリの原書は高価な大型本ですが、内容はそれほど難しくありません。自力で理解を深めるには原書にチャレンジしましょう。

 

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西原宏一のシンプルFXトレード(為替取引情報配信)

 

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