絶好調の世界経済vs7がつく年の大暴落説

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10月は日経平均株価が21年ぶりの高値を更新して、すでに22000円台にまで突入しています。アメリカのダウ平均も23000ドル台で、史上最高値を更新しています。北朝鮮リスク・カタルーニャ地方独立問題などリスク山積ながらも、世界的に株価は好調を維持しています。「このまま行くと、××円まで上がるぞ」的な威勢の良い話が聞こえてくるようになりましたね。

ところが、今年に関しては不吉なアノマリーがあるのをご存じでしょうか。
アノマリーというのは、はっきりとした理論的な根拠を持つわけではないが、よく当たるかもしれないとされる経験則のこと、つまりジンクスのことです。

今日は、このアノマリーをご紹介したいと思います。

末尾が7の年は大暴落が起きる

タイトルのとおり、7の付く年には大暴落が起きるというアノマリーがあり、今年2017年は該当の年にはたります。過去には何があったのか、おさらいしておきましょう。

1987年 ブラックマンデー

1987年10月19日、ニューヨーク証券取引所で史上最大規模の大暴落が起きました。NYダウの下落率は1日で22.6%となり、それに連鎖した日経平均株価は14.9%の下落。

1997年 アジア通貨危機

1997年、ヘッジファンドの売り仕掛けにより、タイバーツが暴落。それに連鎖して、インドネシアルピーや韓国ウォン等が暴落し、アジア経済が混乱に陥った。

2007年 BNPパリバショック

アメリカの低所得者向け住宅ローンを証券化したサブプライムローンが不良債権化する中、フランスの大手銀BNPパリバが、傘下のサブプライムローン関連ファンドの解約凍結を発表したことから、世界中にパニックが広がった。これがきっかけとなって信用不安が台頭し、翌年のリーマン・ブラザーズ破綻へと繋がった。

2017年は何が起きる?

何が起きるかはわからない

さて、すでに2017年も残り2ヶ月を切りましたが、11月はリーマンブラザーズが破綻した月でもありますよね。年内に何かが起きるとしたら、何が起きるのでしょうか。

……それは、わかりません。すでに顕在化している問題であれば、投資家はそれを警戒しますから、その問題が実際に起きたとしても影響は限定的になります。

ただし、以下は例外になると考えます。

北朝鮮との武力衝突?

例外として、問題があるのは知っているが、ほとんどの投資家はそれが実際に起きることはないと予想している場合、その予想が外れた時は大きなショックが起こることが考えられます。これはBREXITやアメリカ大統領選で番狂わせが起きたときの乱高下を思い出していただければ、想像できるかと思います。

北朝鮮との緊張が高まっていますが、最近ではミサイルが発射されても、株価に影響しなくなってきました。誰もが実際に戦争が起きることはないと思っているからです。ここで戦争が起きたとすれば犠牲者は数万人規模になるかもしれないため、さすがにアメリカも北朝鮮も開戦に踏み切ることはないだろうと、理性的に考えればそうなりますね。確率がゼロに近いのに手当をしておくのはモッタイナイので、戦争は起きないと想定してリスク資産を買っている状況ですね。

しかし、ここで武力衝突でも起きた日には、大変な暴落が待っていそうです。そうならないことを望むばかりです。

アメリカ債務上限問題?

アメリカ債務上限問題も忘れてはいけません。9月末が期限で米議会が債務上限を引き上げなければ、米国債がデフォルトに陥るというところでしたが、ハリケーンに対処するために期限を12月に引き延ばすことで共和党と民主党で合意しました。まったく解決したわけではありません。

米国債がデフォルトにでもなれば、大変な経済崩壊が起きます。戦争や災害は一時的な問題で終わりますが、経済が崩壊すれば回復に時間がかかりますから、株価や為替への影響は絶大です。
北朝鮮問題より、こちらの方がよっぽど危ないと思っています。Xデーは12月8日です。

何も起きなくても、大暴落は起きる?

上では何かが起きたときのことを書きましたが、何も起きなくても大暴落は起きます。

ちょっと意味不明かもしれませんが、たとえばブラックマンデーでは、実は何も起きていません。
検索してみると、暴落した理由というのが書かれているかもしれませんが、それは完全な後付け講釈です。
一般人は暴落の理由を知りたがります。何もないのに暴落が起きるとは信じません。ちゃんと新聞に原因が書かれていないと納得しません。だから、新聞では無理矢理に原因を書きます。でも、実は何も起きていないのが真実なんです。

なぜ何も起きないのに暴落が起きるのか。
株価がかなり上がっていると、人々は警戒するようになります。
「この辺が天井かな? もうすぐ下がり出すかもしれないな」
みんなが警戒するようになると、ちょっとした値幅の下げを見ただけでも売りたくなります。
そして、売りが売りを呼ぶことになり、みんなの売りが殺到することになります。
これが暴落の原因です。
なので、強いて言うなら、上げすぎて警戒感が出てくると、いつ暴落が起きてもおかしくありません。

今がまさにそうですね。
こんな上げ続けている相場こそ、警戒感による暴落が起きることを頭の隅に入れておくようにしたいものです。
私はこの相場で全然買えていないので、むしろ調整待ちです。

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